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その他の品種(有望品種、地方独特の品種など)
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| 柿は1000種以上もの品種があるといわれています。その中のごく、ごく一部です。
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| ●愛秋豊(あいしゅうほう) | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 愛知県期待のニューフェース。1982年に、豊橋市の豊田靖さんの「前川次郎」の園地で枝変わりとして発見されました。とにかくジャンボで、角張った対角線を計ってみると10〜11cm、重さも460gありました。次郎柿のゆうに1.5倍の大きさで平均350g前後、400gを超えるものも多いとか。11月上旬に熟する完全甘柿で、種がないから食べでがあります。 94年に、「秋が豊か」という意味で、「秋豊」に愛知県の「愛」をつけ、「愛秋豊」と命名されました。 |
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| ●筆柿(ふでがき) | |||||||||||||||||||||||||||||||
名前がちょっとHな連想をさせるって? 形が毛筆に似ているからかもしれませんが、ウーン、本当のところはどうでしょう。これを食べたら、元気モリモリになったらいいですね。 |
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| ●太秋(たいしゅう) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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果樹試験場安芸津支場で晩生の富有を母親に84年に選抜され、94年に「太秋」として命名登録された甘柿の有望品種です。最大500g以上もあり、平均380g前後という大果で、富有柿よりも早い11月上旬に熟します。果肉がサクサクと軟らかく、ジューシー、食味がすこぶるよろしいと、前評判のよい柿です。果頂部から赤道部にかけて、輪状に条紋が入るのが難点のようにいわれていますが、実は条紋の入るものは糖度も食味もいいのです。生産から流通段階まで、見かけや日持ちにこだわると、こうしたいい柿でもなかなか普及しないかもしれません。 消費者の人も「おいしい柿なら、見かけなんてこだわらないよ」と声を大にして言ってください。 |
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| ●新秋(しんしゅう) | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 果樹試験場安芸津支場で、興津20号と興津1号を両親に交雑された中から選抜された「エリート」の柿です。興津20号は「ロ-19号」と呼ばれて、知る人ぞ知る甘い柿です。なんせ糖度が22度くらいあるのですが、熟すと渦巻き状の条紋が出て外観がよくないこと、渋が残ってしまうこと、などからあまり生産されていません。でも、この柿の血筋をひいているだけに、甘みが強く、食味が優れる柿として注目されています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| ●甲州百目(こうしゅうひゃくめ) | |||||||||||||||||||||||||||||||
別名「百目」「蜂屋」「日本柿」など。昔からあった渋柿で、山梨、福島、宮城県などで多く生産されています。柿色美しい、釣り鐘形をした大玉で、渋抜きされて出荷されるほか、あんぽ柿(半乾燥)や枯露柿(完全乾燥)としても人気があります。完全乾燥といっても枯露柿の水分は25〜30%、半乾燥のあんぽ柿は50〜60%です。渋抜きして軟らかくなった柿の頭の部分を切って、スプーンですくって食べると天然のゼリーのような味わいです。 |
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| ●市田柿 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 長野県下伊那郡高森町市田が原産地。100gくらいの細長い柿で、干し柿にしたらとても美味です。長野県が力を入れています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| ●四ツ溝(よつみぞ) | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 渋柿なので、渋を抜いて食べますが、数ある中で「一番うまい!」という根強いファンをもっています。静岡県富士郡愛鷹山麓に住んでいたきこりが帰途見つけた柿を植えたのが始まりとか。100g前後で小さく、先がとがったハート形をしています。四角張っていて四方に溝が入って見えるのが名前の起こりです。 さわし柿、熟柿、干柿のどれにしても美味。静岡を中心に、山梨、神奈川に及ぶ一帯の特産です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| ●横野 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 「渋柿中第1位に推す。どんな難しい味覚のお方でも、この柿を差し上げればきっと満足されてウームと唸られること必定。固からず、柔らか過ぎず、ねっとりとして歯ごたえあり、柿特有の肉質、濃き味を含む甘さの充実さ。味覚の極楽に遊ぶ心地」。銀座千疋屋の先代社長斎藤義政さんが絶賛しています。 原木は山口県下関市安岡町横野の竹林中に自生していたもので、1931年に「天然記念物」に指定されましたが、後に枯れてしまいました。優れた外観と食味をもつことから、一時全国に栽培が広まりましたが、脱渋が難しいことなどから、栽培は減ってきてしまいました。 |
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| ●西条柿(さいじょうがき) | |||||||||||||||||||||||||||||||
細長く、卵形をして四条の溝があるのが特徴。都道府県庁所在地の中で鳥取市の人々がよく柿を食べているのも、鳥取が西条柿や花御所柿が特産だからかもしれませんね。 |
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| ●花御所(はなごしょ) | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 花御所は鳥取県八頭郡郡家町の原産で、いまも郡家町の特産として愛されています。天明年間の頃(18世紀後半)に、野田五郎助さんがお伊勢参りの帰りに食べた大和(奈良県)の御所柿がおいしかったので、持ち帰って植えたのが起源とされます。「五郎助柿」と呼ばれていましたが、1908年(明治41年)に米子で開催された山陰鉄道の開通記念博覧会で一等賞を得て有名になり、その後「花御所柿」と命名されました。 「筆柿が男性らしい響きの柿とすれば、花御所はやや小さいけれど腰高で頭の先がちょっととがっていて豊満、果肉が美しく緻密、甘く上品な味……と女性らしい柿を連想させます。でも、別名「五郎助柿」となると、イメージがちょっと違ってきますね。郡家町には五郎助翁の碑が建てられています。 |
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| ●愛宕(あたご) | |||||||||||||||||||||||||||||||
愛媛県周桑郡に昔からある特産で、東予市、丹原町、小松町周辺に集団産地が形成され、徳島県などでも栽培されている渋柿。富有柿と同じくらいの200g前後の重さですが、釣り鐘状の先が細い形で、黄色をしていて紅があまりかかっていないのが特徴です。果肉も淡い黄色をしています。一説によれば、京都の貴船神社を小松町に迎えたとき、お供えした京都愛宕産の柿の種からの実生と伝えられています。この柿は脱渋が難しかったために、大変な苦心がありましたが、ポリ袋で密封包装することで、おいしい柿を全国へ届けられるようになりました。12月〜翌2月末までと最も遅く出回ります。 |
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| ●紅柿 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 山形県上山市三上原産の柿で、別名関根柿。上山に伝わっている説によると、約300年前、上関根村の旧家川口久右衛門の庭に鳥が種を運んできて生えた柿の木の実が美味だったので、城主に献上したところ、たいそう喜ばれ、家老が「紅柿」と命名してくれたということです。 いまでも上山(かみのやま)地域だけの特産です。『カキ品種名鑑』でも、「干し柿の品質は無類」と絶賛されています。干し柿にすると、色が赤橙色〜べっこう色で、果肉が適度にやわらかく、表面の白粉もよく出ておいしくなるのです。それで、JAかみのやまでは紅柿のほしたものを「紅ほし柿」の名称で出荷しています。 |
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