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西洋梨
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主な品種

 

●ブランディーワイン(Brandywine) 早生品種
19世紀前半にアメリカ、ペンシルバニア州ブランディーワイン川の岸辺の園地で発見されました。明治の初めに導入され、8〜9月にかけて熟します。ジューシーで香り高く、良質な西洋梨です。小玉ですが、肉質良好。名前もしゃれてますね。

●バートレット(Bartlett) 早生品種

イギリスからアメリカに渡って、マサチューセット州のバートレットさんが、品種名がわからなかったので、自分の名前で呼んでいたことからアメリカでは「バートレット」と呼ばれるようになりました。香りよく、多少ざらつくけれど、ねっとりときめ細かな肉質です。明治初年に入って以来、缶詰用にもよく用いられています。 果皮に赤い縞が入るレッド・バートレットは、ワシントン州で枝変わりとして発見されました。やや酸味が強い品種です。


●マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat) 早生品種

  フランスのリオン近くで発見者マリーラ氏の名前をとって名付けられました。9月上旬に収穫。追熟すると黄金色になり、砂糖のような甘さがあります。モンゴメリ作『赤毛のアン』ではアンを引き取る兄妹のうち、妹がマリラという名前でしたが、このマリーラもどっしりと大きくて、しかも中身がとてもいいというところが共通しています。


●ドワイアンヌ・ドゥ・コミス(Doyenne du Comice) 中生品種

フランスで1849年に結実した後、アメリカ経由で日本に入ってきました。通称コミスと呼ばれ、「幻の梨」として販売している高級専門店もあるほどのおいしさ。果肉柔らかで、なめらか、甘く多汁でさわやかな芳香がある、と最上級の表現がされます。

●ゼネラル・レクラーク(General Leclerc) 中生品種

古い歴史を誇る西洋梨が多い中で、フランスのパリ近郊で1950年に発見されました。1977年に青森県畑作園芸試験場によって、さらに1983年に果樹試験場に導入された新しい品種です。9月下旬〜10月上旬に成熟します。コミスを母親にもつので、きめ細かく、なめらかな肉質、多汁、そのうえとても美味な洋梨として人気赤丸上昇中。青森県の青森市や南部町で特産として力を入れています。「スポーティで野性的なよさ」が魅力。

 

●ラ・フランス(La France) 中生品種
フランス原産で1864年に発見され、明治初期に導入されました。形も外観もよくないものの、果汁多く、香りよく、味よく、その品質のすばらしさで「洋梨の王様」と形容されています。
 成熟期は10月中下旬なので、11〜12月にかけて多く出荷されます。ラ・フランスといえば山形県が力を入れていて、加工品もシロップ煮だけでなく、ゼリーやアイスクリーム、チョコレートと多彩です。


●ル・レクチェ(Le lectier) 晩生品種

フランス原産で、19世紀後半にできた品種ですが、名前は17世紀のフランスの果樹研究者ル・レクチェ氏にちなんで名付けられました。フランスでもイギリスでも栽培が奨励されている品種です。日本では明治後期に新潟県の小池左右吉氏によって導入されたことから、いまも新潟県で栽培が盛んです。好適地で栽培されていることから、肉質なめらか、果汁たっぷり、甘みもよい、と優れた品質を誇ります。味に加えて、食べ頃が見分けやすく、日持ちするといった点もあり、「フルーツ大好き応援団」でも、最も注目している品種です。

●ウィンターネリス(Winter Nelis) 晩生品種

ベルギーで19世紀初めにネリス氏が実生から選抜した西洋梨で、わが国には明治の初期に導入されました。いかにも冬においしそうな名前の通り、11月末から翌月1月初めにかけて食べることができます。黄白色の果肉は、なめらかでバターのような舌ざわり、果汁も多く、甘味も香りも素晴らしいものがあります。

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