| ●万葉の歌……万葉集には橘の句が69首(うち花橘62首)ありますが、中でも大伴家持の句が20首に及んでいます |
橘は実さへ花さへその葉さへ 枝(え)に霜降れどいや常葉の木
(聖武天皇)
たちばなのにほへる香かもほととぎす鳴く夜の雨にうつろひぬらむ
(山部宿禰赤人)
あやめぐさ花橘をおとめらが 珠貫(ぬ)くまでにあかねさす 昼はしめらに
(大伴家持)
橘のにほふあたりのうたた寝は 夢も昔の袖の香ぞする
(新古今集・俊成卿女) |
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| ●俳句・川柳 |
上々のみかん一山五文かな(小林一茶)
蜜柑でもふくれっ面はまづい也(江戸時代の川柳)
たいがいに喰て蜜柑の筋を取り(江戸時代の川柳)
みかん山みな海へ向き南向き(松野か寿女)
夕映えて遠きもうかぶ蜜柑島(水原秋桜子)
蜜柑むく親しき顔に逢ふごとし(鍛冶本輝子) |
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| ●みかんの歌……有名な歌ですが、2番は知りません。 |
みかんの花が咲いている
思い出の道 丘の道
遙かに見える 遠い海
お船が遠く 浮かんでる |
| ●落語「千両蜜柑」の元ネタ……10袋で千両ならば、3袋ならば300両と考えて手代が蜜柑を持ち逃げする話。 |
分限な者の息子、照りつづく暑さにあたり大わずらい。
なんでも食事すすまねば、打ち寄って、なにぞ望みはないかとの苦労がり。
「何も食いとうない。そのうち、ひいやりと、みかんなら食いたい」との好み。
やすい事と買いにやれど、六月のことなれば、いかな事なし。
ここに須田町に、たった一つあり。一つで千両。一文ぶっかいても売らず。
もとより大身代のことなれば、それでもよいとて千両に買い、「さあさああがれ」と出せば、息子うれしがり、枕軽く起き上り、皮をむいた
ところが十袋あり。
にこにこと七袋食い、「いやもう、うもうて、どうもいえぬ。これはお袋様へあげてたも」と、のこる三袋、手代にわたせば、手代、その三袋をうけ取って、みちから欠け落ち。 |
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(明和9年刊『鹿の子餅』) |
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