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おいしい桃
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| 桃が一番おいしいのは、7〜8月、特に8月に入ってから。俳句の歳時記では、桃は秋に入っているものもあります。その場合、夏の桃を「早桃」と呼んでいますが、どちらかといえば盛夏の桃がおすすめです。 夏の中元の時期は、桃に力を入れる果物店も多いのですが、近頃は「桃が本当においしくなった時期にお届けします」と、8月に発送をするところもみられます。 桃は6〜9月に出回り、7月頃まで出回る桃の品種は、「○○早生」というように名前がついています。桃の花が一斉に咲くのに対して、早生種は中生種や晩生種よりも20〜30日成長が早いのです。そういう品種だということもありますが、日本ではどこよりも早く出荷すれば高い値がつくということがどの果物にもいえるので、どんどん出回りが早くなってきました。早いことが商品価値になっているのです。生産者は「消費者が望むから」といいます。 それで、「まずい桃」であっても出荷されるようになったのです。その結果、出始めの桃を食べて「まずい」と思った人がそのシーズンはもう買わない、なんてことが起きてしまいました。旬のおいしい桃まで被害を受けるなんて、桃にとっては心外なことです。 ですから夏に「おいしい、おいしい」と桃を食べれば、人も桃もハッピーなわけです。桃はカンラカラカラと晴天が続くとおいしく実ります。ですから、梅雨どきに成熟して出荷される桃は、あまりおすすめではありません。でも、早生の新品種が研究されていますから、どれもが全部ダメというわけではありません。桃はとても食味に違いがありますから、信用できる果物屋さんに聞くのが一番です。 |
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