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桃について一言

97/08/04


 お客さんで、初めての人、準レギュラーのお客さんで桃を指定した場合、7割近くが半信半疑状態。
「この桃、甘い?」
「一度も甘い桃にあたってないのよねぇ」
 ……うーん、その気持ち、わかるわかる。
「桃と西瓜」に関しては、外れた場合「3倍返し4倍返し」で逆襲される。その気持ち よーくわかります。
食えない「桃」買ってきたら「金をドブに捨ててしまう」と同じこと。 同情します。

 日本の果物がピン〜キリまで入ってくる東一で、どうしょうもない「桃」は安く、品質・味が「それなり」の桃は高値で取引されている。
 食えない桃が平然とまかり通ってしまう市場が存在する以上、食えない桃を「甘いょ、うまいょ、持ってけょ」と店先で平然と「だまして」売っている関係者が存在する以上、「桃」=「半身半疑」の果物に定義づけ、されるのは消費者としては至極当然な結果なのです。

 その関係者と食えない桃の生産農家の「言い分」これも聞かなくてもわかる。
「生活のため」
 そう、流通では「それぞれの事情」が渾然一体となって成り立っている世界。「まずい桃なんか売るなょ!作るなょ!」これは口に出していってはいけないし、もしタブーをおかして口外したら、それは果物専門店の「おごり、たかぶり」になってしまうのも道理。

「桃」=「まずいのでは?」この図式、当分続く果物屋に対しての「命題」なのではないかと思ってしまう自分流「桃について」でした。
 お客さんに対してのアドバイスは古典的ですが「信用できるお店さがし」これっきゃない。
にっちも、さっちも、どうにもブルドックです。

: 東一=日本一の売上高を誇る東京・大田市場の東一 東京青果株式会社のことで、「東一」というのは、東一印というか、屋号みたいなものです。ちなみに築地市場にある東京築地青果株式会社はと会社名の頭につき、市場の人は「まるに」と呼んでいます。)

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