| 「和歌山の種無し柿CM」 98/12/12 |
| ある一つの動作を見たり聞いたりすると 直感的に「あっ
あの人だ」とわかってしまう ことがある。 20年前近くにもなるかな。今は個性派俳優として活躍している「せんだ みつお」がいる。当時は周りから「ワンパターン」「また同じギャグだ」などなど揶揄されたこともあったが、ただひたすら「ナハ ナハ ナハ」と手のひらを耳のそばにもっていき震わす、あれをやっていた。 長い間 やっていると「ナハ」と聞いただけで「せんだだ」といつしか市民権を 得ていたりする。20年経った今でも 変わらないのはすごいことである。一芸?も いつかは 認められる、ってことかな。 「おめでと〜〜ございま〜〜す」の市川染乃助、染太郎の傘回し芸もしかり。あの一声を聞いただけで、あの人だとたいがいの人はわかる。芸と言えば、回すものは多種多様だが傘と衣装、話術の人、見せる人、配役は不変である。にもかかわらず、浮き沈みの激しい芸能界で今も しっかり 活躍している。 さてさて果物の数少ないTV CMに話題を振ろう。今(12月)はないが 9〜10月にかけて「かぁかぁかぁ きぃきぃきぃ、かぁかぁ きぃきぃ かぁきぃきぃ…わかやまぁのたねなしぃがきぃ」をラジオテレビで 見聞きしたこと、あるでしょ? 猿と烏(カラス)の頭だけかぶりものして胴体は手で操作しているあれです。4年前に登場してから今までマイナーチェンジもせず、というか 「まんま」流している。 お金をかけたCM、感性に訴えかけるCMが氾濫しているきょうび、なんと「シンプル」。 これを映像にするとこうなるよ、の見本。 たった2ヵ月の「季節の風物詩」的CMだ。2〜3年は「また今年もおんなじだ!」であったが、4年も続くと「おっ、和歌山が始まったな」「秋か」って感じで、好感に変わってくるのも 不思議だ。 手をかけてCM訴求も常套手段ですが、かたや初期は非難があるであろう、 何年も同じCFを使い認知させてしまう。これを名付けて「文明堂型」CM方式とでも言っておこう。 ここまで文明堂型を踏襲してきたのだから、これからも路線変更せず、「かぁかぁ きぃきぃ」がテレビから流れてきたら、秋、柿、和歌山を視聴者に連想させるくらいになってほしいものだと、一果物屋として和歌山に エールを送りたい。 |