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カネクラ (東京都文京区千石4丁目)
 
04年 


 
 カネクラ食肉店は魚健ストアーの入り口にあるお肉屋さん。家族3人で営業しています。文京グリーンコートに科研製薬があったころは食堂への納めもしていたそうですが、現在は店売り中心です。

 お父さんは料理がお好きなようで、大量に作ったときには店の中で手招きし少しお裾分けしてくれます。それがまたおいしいのなんのって。店の前に立つと「今日は何にするの」ときいて、アドバイスしてくれます。

 ベーコンを買ったときに、「はじっこだよ」っておまけしてくれたりする思い切りのよさ。
 現在は午前中だけお店に出るそうです。
 お母さんはいつもニコニコ、すごくやさしそうです。
 そして、この家の息子さんもとても親切で働き者。私たちはひそかに「カネクラのお兄さん」と呼んでいます。とにかくキレイ好きで、夜仕事が遅くなっても掃除を行き届かせています。

 「焼き肉にしたいのですが」というだけで、その日によさそうなお肉で私たちの懐具合に合いそうな肉を見つくろってくれます。コロッケなど惣菜をやればいいのに、という人もいますが、私たちは目下のところ素材のよさに満足しています。

 何よりもこのお肉屋さんは松阪牛を扱っていて、品質がよいのです。さりとて値段もリーズナブル。だってスーパーなどがいくら安いといったって、人件費など諸々を考えればそう安くできるはずはない。高級肉であっても、家族3人で営業している店ならば高い利益をとらなくても生活していけます。それに、料理のことをいろいろ教えてくれるから生活便利店なのです。

 ですから、私たちはBSEが問題になっても「今日はすき焼きだよ〜ん」。ことしのように鳥インフルエンザが問題になっても「鶏の挽肉くださ〜い」と何も気にしません。

 特にお父さんがいるときには、うちの相棒と料理談義をしています。日頃は金額の安い買い物をしていても、たまにステーキやすき焼き、カルビ焼きなどで豪勢に買い物するのが楽しみなのです。
 正月に親元へ戻るときには、ここの肉を買って帰り、焼き肉パーティをして喜ばれました。
 店頭に出ていなくても「牛タン」を予約したり(塊を切ってくれます)、挽肉をひいてもらったりしています。

会話1 
「今日は何にするの?」
「キムチ鍋にするんだけど、バラ肉、いくらぐらいのがいい?」
「だったら120円のがいいね(これ、一番安い)、脂がたくさん出ておいしいよ」

会話2
「今日はステーキにする!」
「ニンニク炒めてからね。塩コショーは始めにしちゃだめだよ。肉汁が出ちゃうから」

会話3
「男の料理はね、何グラムなんて決めないで、テキトーでいいの」