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月道青果店(東京都文京区千石4-38) 電話03-3941-7058
2000年


 

[お店紹介] 旬の野菜の品揃えが豊富で、安い、おまけにおいしい。豊島市場から仕入れをしているのは写真右に写っているお兄さんの時弥さん。味にこだわりつつ大量仕入れをするので、業界仲間に評判だそう。気むずかしそうだけど、買い物に行き始めて、「週末は枝豆」とボソッと声をかけてもらったときはなんだかうれしくなりました。

「今日は何(料理)にするのッ」と聞いてくれてオススメの野菜を教えてくれたり、「今日は、コレが絶対おすすめ」とアドバイスしてくれるのは月道青果店の看板娘(高校生くらいの子どもがいるけど、若々しい!)、八重子さん。
 みんなに平等に声をかけてくれるし、客の好みも覚えてくれる。この人と会話をしたいがために、買物に立ち寄る人(特にお年寄りの方々)も多いかも。マスコミもこういう元気な店を紹介してほしいなあ。

 この間は、「ほくほくのカボチャが好き?べしょっとしたのが好き?」と聞いて、奥からほくほくのカボチャを持ってきて試食させてくれました。カボチャが煮物用サイズに切ってあるものが隅にあったので、「あれは?」と聞いたら、カボチャは力がないと切りにくいので、近所のおばあちゃんのために切ってあげたのだとか。小売店はこうじゃなくちゃ、と思いました。

八重子さん

 月道の屋号は築地の道のすけさん(八重子さんも正確な字を覚えていなかった)が始めたからとか。「うちはおじいちゃんが弥八(やはち)って言ったの。だから、兄は時弥だし、弟は久弥(石川県在住)っていうのよ。私は8時に生まれたから、八重子ってついたんですって」。楽しいですね。


2000年12月7日/ジャンボなイチゴ「さがほのか」が2パック850円。「今が安いのよ」っておすすめ品でした。でも、外側が赤で、中がクリーム色のいちご。このごろは中まで赤いイチゴが少なくなって、ちょっとつまらない。


2000年10月27日/「今日で、いいナスは終わりよ。これ食べなきゃ八百屋に来た意味がないわよ」。安くて良いのが入ると、大量に仕入れて、薦めまくるみたい。八重子さんのすすめる料理をきいていると、ゴマ油で炒める料理が特に好きみたい。ミツバも、キノコ類も、「ゴマ油でネ」と教えてくれました。


2000年9月26日/夕方5時半頃に行ったら、「や〜、今日は忙しかった。やっとお客さんが切れたところ。松茸がおいしかったってお客さんがほめてくれた。香りがいいでしょう」とうれしそう。お店は、「おいしかったよ」とほめられるのが一番の張り合いになるようです。

 そういえば、八重子さんはとても正直な人です。3月頃、文旦好きな私は「これ、おいしい」と聞いたのですが、八重子さんは後ろを向いたまま「昨日うちで食べた」とボソッと答えました。「これ、おいしい?」と再度聞くと、「柑橘は終わりッ」という回答。それでもめげずに買って帰ったら、なるほど「おいしい」と即答しなかったわけだと納得のゆく味でした。きっと、自分でも食べてみて自信がなかったのでしょう。翌日、「昨日の、スカがあったよ〜」と言いに行きました。そうしたら、買物中、ツンツンと脇をつつき、「今日はこれがおいしい」と言って、(お詫びの様子で)少しオマケしてくれました。その後しばらくは、「これ、おいしい? 『昨日食べた』はダメだよ」と顔をのぞきこむようになってしまいました。八重子さんは、ケラケラケラ。おいしい?って聞いてマズイと答える店はないだろうけど、おいしいって断言してくれると安心して買えるんですね。


2000年9月22日のおすすめは韓国産のマツタケでした。写真のマツタケは8000円だけど、午後2時すぎに行ったら、すでに3箱も売れたのだそうです。こちらは来客があるので、3本2800円を奮発(清水の大舞台)。

「1本は傘の部分を残しておいて茶碗蒸しにするとおいしいわよッ」
 
「ずいぶん立派〜、どこの?」と聞くと、後ろ向きに作業をしていたお兄さんが振り返り「国産のマツタケではそんなに立派なのはないよ」と、得意そうに話してくれました。