■1号館 漢方の千草堂 安藤薬局
創業年代/明治35年
建築年代/昭和初年
一店一宝/「漢方薬の薬研と薬袋」「入れ薬の柳ごうり」
一店一品/家伝漢方の煎じ薬など
ここは昔旅館をしていたそうだ。そう言われればそれらしい構えにも見える。安藤薬局は第1号館。なんでも一番というのはいい。 漢方薬を作るときに用いる薬研と薬袋がお宝としてショーウィンドーに展示されている。2代目の安藤哲男さんがインフルエンザの薬を漢方薬で作り、自分の名前をアレンジした名称を付けた薬を販売し、とてもよく効いたそうだ。
「越中富山の入れ薬の柳ごうり」や「昭和思い出の珍品たばこ」(若葉、しんせい、ゴールデンバット)などが飾られ、タバコは今も売っている。3代目の安藤又郎先生がつくっている薬を試飲したら、ニッキの味がしておいしかった。フーン、漢方薬って飲みにくくないんだ〜と妙に感心しながら、店内を見回す。
「中も昭和の時代そのままに残っています。針金全部当時のままなんです。いまは電気の線も全部天井に隠してしまいますが、ここは全部表に出ています。こんな柱は今なかなか使いませんよね。タバコは結構人気があるんですよ」
藤原さんが次から次へと説明してくださるが、創業年代と建築年代をすべて暗記しているのには驚かされた。ボランティアの案内役というのに、プロに徹しているので頭が下がる思い……。
そうそう、安藤薬局の壁に手書きで、次のような文字が記されていた。もしかしたら、こういう病気の人もいるかもしれないので、参考までに。
「ガン細胞とは血液の酸性反応に対して耐性を獲得した細胞のことだ。二木謙三博士」
「一粒の種子が川に落ちた。流れて着いた処が肥沃の地か瓦礫の地かでその種子の運命が決まる。ガンを育てる体からガンへの肥料(酸性)を除き去り、血液を正常なアルカロージスになし得たときガンのみでなく、どんな病気も消滅するのである。
ジョージ・クライル博士」 |
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