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繁盛店の招き猫 -
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(有)北糧米よし(富山県富山市)
 (有)北糧米よしは富山県のスーパー内で2店舗経営しています。経営者の宮越弘至さんは26歳で脱サラして、米店にチャレンジしました。昔見ていた元気のあるお米屋さんをしてみたいという憧れからでした。
 地元の米卸の社長さんも、宮越さんが「米屋をしたいからお米を卸してください」と訪ねてきたときにはびっくりしたそうです。96年4月、わずか7uの店に精米機と5銘柄の玄米を置いただけの店をオープン。しかし、路面店ではやはり厳しい。そこで、宮越さんは考えました。「米だけでお客を呼ぶのは大変だが、スーパーならば店が集客してくれる!」と。そこで、スーパーがオープンするという情報をこまめにチェックし、専門店として入るテナントとして出店させてくださいと頼みこんだのです。ものすごい行動派ですね。
 
 2店目に足を運んだ店が宮越さんの熱意を認めてくれました。以後、順調な歩みを続けています。クローズした店もありますが、自分の目の行き届くのは2店が適当と考え、地元スーパーであるハイトマトの米田店(1997年)と経堂店(2001年)に絞り込んで営業しています。店舗を維持するという固定費がかからないからこそできた商売だといいます。米も在庫をもたずに、卸にこまめに注文を入れています。
経堂店の前は、スーパーのレジ 米田店はスーパーの出入り口近くにある
   富山県は米どころなので、米店経営はとても厳しいのです。でも、この店では店頭精米100%で売り上げを伸ばしています。ふつうお米屋さんというと、新米の季節が一番売れると思うでしょう?米よしでは農家の人のお米が尽きてしまう夏場が最もよく売れるそうです。イソップ童話の「ありとキリギリス」を思い出してしまいました。農家の人が買いにくると、内心すごくうれしくなるそうです。その気持ち、わかりますね。

 イベントを仕掛けるのが得意で、DMを上手に絡めて、時には「行列のできるお米屋さん」になっています。こうしたガンバリが評価されて、日本米穀小売商業組合連合会主催の第12回優良米穀小売店全国コンクール(2002年度)で農林水産大臣賞を受賞しました。

 ところで、招き猫は2店に同じものがいました。玄米陳列ケース後方にある棚の中程、ちょっと目立たないところにいるけれど、なかなかの美形です。

 清水精米所(東京都目黒区)
 お店は借りているので、建物が老朽化していても改装が思うにまかせない。だから、店のイメージはちょっぴり古めかしい。おまけに北向きでお日様が入らないのでやや暗め。こういう店は初めてだとちょっぴり入りにくいかもしれません。
 
 でも、特に若い人たちに言いた〜い。清水精米所の近くにすむ人は、この店主夫妻と知り合いになっておくほうが得です。お米の知識がメチャ豊富で、いろいろなことを教えてくれます。「お米ものがたり」という本まで出しているんですよ。
 
 このお店の取扱銘柄は約50、なぜそのように多いかというと、店主夫妻自らが沖縄から北海道まで新米を食べる旅をしたいからです。これって楽しそうだと思いませんか。商売を抜きにして、お米が大好きということが伺われます。 
   農業を志す若い人たちを支援する意味で農業高校や農業大学校の米を1997年ころより扱っています。農業高校生が来店し、自分たちの米を販売してもらうことで張り合いを感じて帰るそうです。店内には見学にきたときの写真もありました。
 
 そうそう、店主の高橋良三さんはアイディアマンでもあります。オリジナルの米に「かぐや姫」というものがあったり、精米時に出る砕いた米を1kg入りの袋詰めで「おかゆさん」といった名称で販売したりしています。お供えもちパックとして販売したもちを、正月過ぎに、のりもちやごまもちに加工しているというのもユニークです。商売はやり方ひとつなのですね。 
 
 元気な取り組みが評価されて、第14回優良米穀小売店全国コンクールでは食糧庁長官賞を受賞しました。
 招き猫たちは、米の関連商品のコーナーにワイワイガヤガヤと楽しげな雰囲気でいました。
 
 このお店の守り神は、カブトエビかな。飼育しているときには「カブトエビ飼育中」の張り紙をしているので、気軽に声をかけてみてください。

 カブトエビって何???という人は、清水精米所のホームページに遊びに行ってください。ホームページではお米の文化や、情報を数多く発信しています。お米の情報を盛り込んだ「お米博物館」のページを見て、実在のものと間違えて問い合わせしてくる人もいるそうです。
 
 ホームページには、店主の日記や、奥様の友子さんのページもあって楽しく読めます。
 2002年6月には、長男長女がおにぎり屋「しみず柳や」を始めました。東急目黒線不動前駅からから徒歩5分ほどの山手通り沿いです。130円のおにぎりは、売り切れしだい店仕舞いとのことで、順調に売れているそうです。両親の働く姿を見ていて、米に関連する仕事を選んだのでしょうね。

 清水精米所は東急東横線学芸大学駅より東方向へ約
900m、目黒通りと420号線が交差する東急バス営業所すぐ近くに立地しています。店主の名前が高橋なのに、店名が清水というのは、配給時代の名残で、清水という地区名です。昔は「柳屋」といったので、おにぎりショップには「柳や」とネーミングしました。

米工房ひろおか(埼玉県さいたま市)
 米工房ひろおか(有限会社廣岡商店)は、浦和駅東口から徒歩5分の住宅地にあります。天然素材をつかった店には、お米のほか、自然食品や味にこだわった食品などがぎっしりと並んでいます。店頭では週2〜3回野菜も販売されていました。曜日を決めて販売しているそうです。これってアイディアですよね。お米は一度に5kgといった単位で購入するので、なくなったときしか購入してもらえませんが、野菜があれば週に1度は立ち寄ってもらえます。
 お米屋さんは本当にこだわっているのだなぁと思ったのですが、この店では、生産者の顔の見える特別栽培米を約20アイテムも扱っています。減農薬・有機質肥料、低農薬栽培をしている生産者、グループ、組織などを自ら探し出し、玄米を自家精米する販売を10数年行ってきました。家庭用の5kg、10kgのお米は、すべて無洗米加工をしているというのも他にはなかなか見られない特徴です。また、玄米の店頭精米にも応じてくれます。お米に関するこだわりについて話し始めたら、店主廣岡昭一さんの話は尽きません。

 お米のよさは品質管理が徹底しているかどうかでしょう。この店では、「循環式精米機」を導入しています。ふつう1回だと茶色くなるぬかが、何回か循環しながら精米されるので、ぬかも白くなり、高品質な精米ができるのだそうです。仕入れと精米にかける情熱には並々ならぬものがありました。
 ところで、米工房ひろおかでは、アレルギーに悩む子供たちのための食品なども多数取りそろえています。
子供がアトピーだったことをきっかけに自然食品、アレルギーに敏感な人向け食品を扱い始め、そのアイテムはいまや1000以上にもなっています。アトピーで悩むお母さんたちには知られているようで、インターネットでもこの店の名前がよく出てきます。宅配も手がけていて、カタログも用意されています。これらの仕入れや販売は店主夫人が担当しています。

 招き猫はレジ近くの壁かけと、レジ前にいました。かわいいですね。このお店は第14回のコンクールで日本米穀小売商業組合連合会理事長賞を受賞しています。
 

 

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