| いちごのチーズムース |
| 材料(3〜4人分) |
| いちご(へたをとって)・・・
80g グラニュー糖・・・・・・・・・・・30g レモン汁・・・・・・・・・・・大さじ1 白ワイン・・・・・・・・・・・小さじ1 プレーンヨーグルト・・・・・70g クリームチーズ・・・・・・・・100g |
粉ゼラチン・・・・・・・小さじ1 水・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1 いちご、ブルーベリー(飾り用)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量 |
| 作り方 |
|
1.ゼラチンは水にふり入れて混ぜ、ふやかす。 2.いちごはふたつに切ってボールに入れ、グラニュー糖、レモン汁、白ワインをふりかけて1時間ほどおく。 3.砂糖が溶けて果汁がたまったら、ヨーグルトと合わせてフードプロセッサーにかけて攪拌し、ピューレ状にする。 4.クリームチーズを電子レンジに20〜30秒かけて柔らかくし、Bに加え、攪拌する。 5.ふやかしたゼラチンも電子レンジにかけて溶かす(沸騰させないよう注意。固まる力が弱くなる)。Cに加えて攪拌する。 6.用意した器に流し、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。へたをとって4つに切ったいちごとブルーベリーをのせる。ウエハースなどを添える。 ★ フードプロセッサーを使わない場合、いちごはフォークなどでつぶし、クリーム状に練ったチーズ、ヨーグルトに加えてよく混ぜます。 |
| フランスのアルザス地方に、親しくなった農家のお宅があります。渡仏するたびにおじゃまして、果物摘みに参加したり、料理の作り方を見せてもらったり。「体験学習」を一日楽しんで帰ります。 去年の夏の終わり、地元のミュージシャンを呼んでの屋外コンサートがあり、のぞいてきました。 中庭に設置された、8畳ほどの即席ステージ。約50人分の観客席と長テーブルには、ワイングラスとお皿が人数分用意されています。 室内の食堂に入ると、たくさんのごちそうが。じゃが芋、トマト、ラディッシュ、にんじん、レタスのサラダ。テリーヌやパテ、ハム、ソーセージ各種。牛、豚、鶏肉のロースト、チーズ・・・。ドレッシングやソースも、迷うほどあります。 ビュッフェ形式の、昼食つきコンサートでした。頬がゆるみます。野菜は自分の畑から、肉とチーズは、近所の農家からの直売だそう。シェフはもちろん、この家の奥さんです。 フォークギターが奏でるカントリーミュージックが、高く、雲のない青空に溶けていきます。お皿を手に、席と食堂を行き来しているうち、お腹も満たされてきました。ほどよくワインに酔い、まどろみかけたところで、デザートの登場です。 ガラスの器に盛られた、桃紫色のムース。ブラックベリーとラズベリーが、パラパラと飾ってあり、彩りが可愛い。重くなっていた瞼が急に開き、姿勢を正してスプーンを取ります。 すくうと、とろとろと流れ落ちるほど柔らかい。甘酸っぱさは、さっき畑でたわわに実っていた、ブラックベリーだと予想がつきました。砂糖、生クリームと、あとは何が入っているのだろう? 奥さんにレシピをたずねます。「フロマージュブランと、ゼラチンをちょっとね。ゆるーく仕上げるのが私流よ」。 人差し指を立てて目を合わせ、私の理解を確認しながらのゆっくりとした説明は、いつもの通り。先生に諭される、小学生の気分になります。 「桃でも、いちごでも、好きな果物で応用できるから」との教えに従って、いちごで作ってみました。 フロマージュブランは、クリームチーズとヨーグルトで代用します。ゼラチンの量は「私流のとろとろ」よりは、やや多めにしました。 フランスの家庭ではムースは作らない、なんて、乱暴な見解を説いていた私。浅はかだったようです。素朴な田舎菓子だけでなく、今風の洒落たデザートも生み出すセンスを持つ「先生」に、今日も教えられました。 |