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キャラメルバナナトースト

 材料(4人分)
バナナ・・・・・・・・・・・・  2本
キャラメルソース 
 グラニュー糖 ・・・・  40g
 水    ・・・・・・・・・・・・  大さじ1
 熱湯  ・・・・・・・・・・・  大さじ2
 レモン汁  ・・・・・・・  小さじ1
食パンまたはイギリスパン ・・・・・  1枚
バター     ・・・・・・・・・・・・・・・・・   適量
バニラアイスクリーム ・・・・・・・・・・   適量
 作り方
1.キャラメルソースを作る。小鍋にグラニュー糖と水大さじ1を入れて中火にかける。鍋を揺すってなじませ、キャラメル色になったら火からおろし、熱湯を加える(はねるので注意)レモン汁を加えてなじませ、器に取り出し、冷ます。
2.バナナソテーを作る。バナナは縦二つに切る。フライパンにバターを溶かし、強めの中火で両面をこんがり、さっと焼きつける。
3.パンはトーストして四つに切る。皿にのせ、二つ三つに切ったバナナソテーをのせ、キャラメルソースをかける。バニラアイスを盛り、ソースで仕上げる。

※キャラメルソースは常温で保存できます。多めに作りおくとよいでしょう。

 木組みの家並みが美しいと聞き、フランス東北地方の山間の村へ一人、カメラを手に日帰り旅行に出かけました。まだ春も浅く、うすら寒い曇り空の日。

 夢中でシャッターを切るうち時間を忘れ、日に1本しかない帰りのバスをのがします。タクシーを呼んでもらおうと乾物屋やレストランでたずねるも、「タクシーを必要とする人など村にはいないから、わからない」とつれない返事。「ヒッチハイクをしたらどう?」と勧められるまま、交通量の多そうな県道に出ます。

 手を上げること30分。車は通過するばかり。日暮れ時、あたりの景色はおぼつかなくなり、小雨もぱらついてきました。宿屋らしき建物もないし、なんとか今日中に、クリスティアンヌの待つ町のアパートに帰りつかねばと焦ります。

 村の通りに駐車中の車の主を、1台1台さがしあてては行き先を聞き、乗せてはもらえないかとたずねてみます。皆「残念、逆方向」と肩をすくめるだけ。

 半べそをかきながら駆けずりまわり、ヘッドライトを灯した車の流れに手を振ることさらに30分。日没直後にやっと1台つかまりました。国鉄の駅まで送ってもらい、町へ戻ります。重い足をひきずってアパートのドアを開けると、おかずの匂いに混じって、流れてくるのは砂糖の焼ける甘い香り。

 「あ〜ら、遅かったのね。どうしたの」と不安げな笑顔に迎えられ、さっきまでの出来事を語ります。そりゃごくろうだったわねえ、おなかがすいたでしょうと、湯気の立つポタージュ、グラタンに続いて、焼きバナナのデザートが供されました。温めなおした冷凍ワッフルと、ホイップクリームが添えられて、甘く温かい味が舌に滲みます。

 「たくさん食べて体温を上げなさい」と、皿を空にしたそばから次のバナナが盛られます。ヒッチハイクは気をつけないと、危ないんだからと諭されつつ、誰かが待つ家に戻った安堵感を、バナナと一緒に飲み込んでいました。

 バナナというと、思い出すのは子供時代の台所。「昔はめったなことでは食べさせてもらえなかった」と語りながら皮をむく母の顔です。

 今は「フランスのママの顔」も浮ぶようになりました。

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