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2005年(平成17年) 12月12日 (日) 第9回
学習テーマ「ねぎ、とまと、いちご」

■芦澤正和先生の話

(テープに沿った内容は先生に目を通していただいた後、次回にプリント配布、並びにHPに掲載します)
 はじめに障害についての具体的説明。
(1)鳥獣害
 鳥、ネズミ、モグラ、イノシシ、クマなど
(2)虫害
 咀嚼(かじる)バッタ、ヨトウムシ、青虫
 吸収(樹液を吸う)アブラムシ
(3)病害
 菌(キノコなど)、細菌、ウィルス(タバコモザイクウィルスなど
(4)生理障害
 窒素 リン酸、カリ
 

トマト
 ナス科トマト属の植物でトマト属。
 ナス    ナス ジャガイモ
 ピーマン  トウガラシ
・ナスの花とジャガイモはほとんど同じ。
・ピーマンはトウガラシ属の赤の辛味の全くない。
・トマトには、大果(ピンク、150g)、中果(赤、 煮物用)、ミディー(100〜150g)、ミニ(15g)などがある。
・果実としてのトマトは生で食べる以外に特徴がない。
・生のトマトは消費量が多く、主力は大果のトマト。
・赤の中果が最初に入ってきたが、トマト臭さと酸味があったので、当時の日本人の口には合わなかった。
・大果でピンクのトマトがアメリカから入ってきて、主流になった。
・ミニトマトが出たころからトマトはいろいろな試みをしてキュウリを抜いて販売金額第1位になった。キュウリ最盛期の7割くらいになっている。朝収穫して出すことが要求され、きついという作物の代名詞になっている。
・トマトで一番こわいのは灰色かび病。葉に灰色のカブがついて葉がだめになる。
・加工用トマトはそのままかじるとちっともおいしくないが、どうしても皮がかたくなる。
・トマトには室数がある。ミニトマトは2室、桃太郎は多室になる。形が崩れたり中が空洞になるものがあり、トマトの変形果が研究されている。 
・種の周囲はビタミン室、肉質のところはグルタミン酸が多い。

ネギ
・ネギは中国が原産地で、中国アジアで発達した。
・タマネギは幕末か明治のはじめに伝わったが、歴史の一番古い野菜の一つ。
・日本中で栽培することができるが、東北、西南で作る品種がはっきりと分かれる。  
・ネギは白系(太、根深)、青ネギ(細い、葉を食べる、万能ネギなど)がある。
・万能ネギは福岡県にあったものを空輸し、関東でも人気が出てきた。 
・休眠するものとしないものがある。
・太ネギは葉から下のサヤ(葉鞘)を食べる。これをまっすぐにするために土寄せをする。
・ネギは最後までF1にならなかったが、主要なものはF1になっている。青ネギもF1になり始めている。
・天下分け目の関ヶ原でネギの分布が違ってくる。越津ネギはちょうど境目にあるネギ。
          西     東
  ネギ       青     白
  カブ     アジア型   ヨーロッパ型


■東海林講師の商品説明

■ネギは

1)宏太郎ネギ(埼玉)本庄市のHPをみると、これが特産品になっている。西田宏太郎さんが育成し、父親も有名。昭和34年ころネギの病気が出て全滅しそうになったときに、1株だけ大事に育てた人といわれている。特徴は、首のところが着物の襟のようにだんだんになっている。夏に作るとゆるゆるになって倒れやすいので、冬によくつくられている。1700円
2)ひかりねぎ(千葉)黒柄系の夏扇他 黒から首が締まっていて根もきゅっと締まっている。生育が遅いので夏場に作るのはいいが、冬場につくるとなかなか伸びない。異常気象で冬の訪れが遅いので、日持ちのよい黒柄系の品種が出ている。年を明けると品種が変わってくる。なぜ冬のネギなのに夏扇かと思うだろうが、夏場作るのに有利であると理解してほしい。1400円
3)白美人(栃木) 軟白ネギで周年出ている。2000円
4)越津ねぎ(愛知) 尾張地方には伝統野菜がたくさん残っている。その代表的なもので、青み、白みの部分両方使える。袋で150円 15本入り。
5)曲がりねぎ(栃木)東日本の宮城県、岩手県、福島県に所々産地がある。宇都宮市新里は歴史ある産地。ある程度の大きさまで成長したら一度倒して植えなおす方法と、畝の片側の土をどかして、葱を倒し上から土をかけて寝かす方法があり、それをすると甘みが増すといわれている。170円15本入り
6)赤ねぎ(茨城)伝統的な産地は桂村で、ときた種苗の「赤ひげ」という品種を用いている。寒さがくると赤みがかってくる。赤 箱1800円、15袋入り
7)下仁田ネギ(群馬)他産地もあるが、下仁田の人にいわせると微妙に土質によって違い、土が重いほうがいいといわれている。1000円

宏太郎ネギ ひかりねぎ 白美人
     
越津ねぎ 曲がりねぎ 赤ねぎ
     
   
下仁田ネギ    

■トマトは7種(+フルーツ系2つ) 
1)やつしろトマト(熊本) 桃太郎はもともと夏秋タイプだが、品種的にヒットしたので様々な要望が出てきて、桃太郎○○などファミリーになっている。長期に栽培し上の段までくるように栽培する。1900円
2)トマト(熊本)桃太郎ファイトを使っている。青枯れ病に強いといわれる。栽培履歴が確認できるようになっている。3p7袋入り250円。
3)長生きトマト(千葉)桃太郎J。1800円
4)5)桃太郎トマト(愛知、静岡)は桃太郎ヨーク 2000円
6)とちぎのトマト(栃木)麗容 2000円
7)とまと光樹(佐賀)サンロード 2000円
 以下フルーツトマト
8)アメーラ(静岡)桃太郎ヨーク 1800円
9)太陽の子セレブ(熊本)八代は干拓地なので、「塩トマト」と呼ばれるものがある。2000円
 

やつしろトマト トマト 長生きトマト
     
桃太郎トマト(愛知) 桃太郎トマト(静岡) とちぎのトマト
     
 
とまと光樹 アメーラ  

■橋本講師のイチゴ、柑橘の説明
 

■イチゴの説明
・さちのか(佐賀)特徴は太玉であること。今の時期はちょっと気温があがってくると弱い。450円 
・さがほのか(佐賀)450円。
・あまおう(福岡)あまおうデラックスは600円もした。400円前後のGのほうがあまおうの形をしている。2パック1500円前後で売っている。形がいいものを好む人にはデラックスをすすめる。
・ひのしずく(熊本)意外にうまい。しろうと受けする。
・紅ほっぺ(静岡)評判がいいし味もよい、大玉2〜3L中心で試食会でも評判がよい。500円
 

さちのか さがほのか あまおう
     
 
ひのしずく 紅ほっぺ  

■その他柑橘の説明
・はれひめは南香×天草のかけあわせでハウスでないとだめ。
・まどんなはLサイズ5kg箱で秀が昨日26個だけだった。
・デコポンは去年ずいぶん酸味が残ったが、熊本の優等12玉だと、酸抜けがいいからお客さんは酸っぱいといわない。優等12玉4800円位

はれひめ まどんな

■食べ比べ

■ネギは1)そうめんの薬味、2)焼く、3)煮るで試食
*ひかりねぎは感触よかった。越津は香味があったが、味はふつう。白美人はふつうの段ボール箱のほうが美味。*越津ねぎはからみが強かった。白美人は辛味がやわらかいから辛味が好きな人かどうかで分かれる。宏太郎ねぎは向かない。白美人のほうが値段があえばいいと思う。
*宏太郎はおいしかった。ねぎの香りは強いが宏太郎のほうが甘みが強かった。ひかりねぎはやいてしまうと甘みが薄い。ひかりねぎは生のほうが甘みがある。
【説明】ねぎは硫化アリルがあるので辛いのだが、辛いのは熱を加えると甘くなる。
*ひかりねぎは甘み、フレーバーがある。焼いてもおいしかった。宏太郎は生だと辛味があった。火を通すと甘みが増してきた。
*ネギだけで5種類売っている。お客の料理によってすすめ方が違う。これから曲がりねぎが出てくるともっと多くなる。
*いろいろな食べ方があるだろうが、キャビアはネギの芯と赤ワインをつけると絶対においしい。
■トマト
*愛知は皮がかたくて口の中に残った。
ほかに、しもだファームのコマツナ、リーフ類を試食。